【第4話】決済権者を意識してますか?

オピニオン

ゼネコンのどんな立場の人と打合せしてますか?

あなたが普段打合せしてるゼネコンの担当者は生産推進室 生産IT準備室 生産IT技術部って肩書がついてませんか?この方々は新しいシステムを考案し現場に普及する立場の人です。この人たちの求められる成果は自分が提案したシステムが現場で採用され全社的に成果を上げることです。提案、推進が仕事であって採用するかどうかの決定権は持ってません。

現場を知らない人と打合せしてもなかなか採用まではいきません

このかたがたのほとんどは現場監督をしたことがないのが現実です。入社の後、数年は研修で現場配属されただけで現場のことを知り尽くしているとは言えません。

あなたが作ったシステムを使うのは誰ですか?

もちろん現場で働く現場監督さんが使うものですよね。ここに皆さんの開発してるシステムがなかなか現場まで届かない原因があります。現場監督が使うシステムを現場の経験がないホワイトカラーの人と作って満足のいくものが作れますかっていう話です。現場監督が使うものであれば現場監督の意見を取り入れながら作るのが原理原則と思います。はやく彼らをパイプにして現場監督の意見を聞けるように働きかけることをお勧めします。

ではあなたが作ったサービスをつかうのかを決めれるのはだれか?

仮に彼らゼネコンホワイトカラーの方々と同意してシステムが完成したとしましょう。次に彼らは何をするか?現場の所長のところに持っていくか、月一回の所長会議でプレゼンするのです。その数十人の中から「使いたい」と手を挙げた所長の現場でデモをさせていただき、数か月で成果が出れば採用となります。決済権者は社長や部長でなく「現場の所長」なのです。現場を知らない人たちと開発してるのだから現場でいろんなエラーが出るのは当たり前ですよね。現場は忙しく無駄な時間を取られるのが大っ嫌いなので何回か行くうちに嫌われていけなくなってしまいます。これが今までのパターンですね。

早く決済権者(所長)に会えるように働きかけましょう。

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