【第2話】あなたのシステムが採用されるまでの道のり

オピニオン

いまゼネコンの誰と打合せされてますか?

おそらくゼネコンの本社、もしくは支店のIT推進部とか生産統括部みたいなホワイトカラー部署だと思います。POCなどを繰り返しながら実装に向けて一歩ずつ前進されてると思います。

この打ち合わせいつまで続くと思ったことありませんか?

このような案件をゼネコン社内で展開させるにはよほどの説得力やエビデンスがないと難しいです。ましてはゼネコン担当者も保身的で強く自分の出世につながるような案件でないと社内展開はしません。残念ながら。

ではどれくらいのプロセスがいるのか明らかにしてみましょう?

採用までのフローをまとめてみました。

①ゼネコンのICT推進グループで認定される

②本社、支店の各部署のリーダー(技術部、調達部、安全環境部、監理部など)で認定される(社内コンセンサス)

③一つの現場にてデモンストレーションを行う(効果を試す)

④効果を実証される

⑤定例的に開催される所長会議にてプレゼン

⑥興味を持った所長の現場ではじめて予算化され契約になる

(現場の所長に認められなければ契約にならない)

 一日でもはやく現場でデモさせてもらえるようにしましょう?

いちばん重要なことはだれが決済権者でお金を払ってくれるかということです。いくら内勤のIT推進部のひとに認められても、彼らは決裁権者ではないので、現場所長と契約してもらえなければキャッシュフローはないということです。ゼネコン担当者と打合せしながら③の現場でのデモを頭に入れながら「いつデモさせてもらえるのか?」、「いかに現場の所長に認められるか」を常に頭に入れながら打合せしてください。現場でのエラーや改善点は貴重な情報ですのでこれほどありがたいことはありません。ぜひ実践してみてください。

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